『飛散防止フィルムを貼ると危険なガラス片の飛散を防ぐので、地震や台風などの災害時はもちろん、あやまってガラスを割ってしまった時に人体の安全を守る事が出来ます。』

・・・これは僕らフィルム施工店の者がお客様に飛散防止フィルムを勧める時のフレーズです。僕らはまだ新参者です、もっと長年ガラスフィルムに携わっている業者の方はもっと深堀した気の利いた説明が出来るかと思いますが、おおよそ僕らの言ってる事は間違ってはないと思います。

 

他の業者さんらは存じませんが、僕らはこの仕事を始めてから本当にまだ大きな地震や家が崩壊する様な台風を目の当たりにし、身をもって恐ろしい経験をした訳ではありません。だから実際にはこんな言い方絶対しませんが、『自分は実体験はないですが、、、恐ろしい地震や台風が来たら大変ですので、貼っておいた方がいいですよ。』的に言ってるととられても仕方です。

もしかしてお客様に『じゃあ、あなた達はそんな大きな震災や災害に直面してもないのにフィルムの機能性、必要性が語れるの?』と突っ込まれたら何も返答は出来ないです。なぜなら全てが僕たちの実体験からきた言葉ではないからです。 

ですから・・・飛散防止フィルムの性能の細かい説明、

 災害時のデータ的なものも色々ありますが今回に限り控えさせて頂きます。

他のフィルムは早いものは貼った時から、遅いものは養生期間が終わればフィルムの機能を肌で感じる事が出来ますが、この飛散防止フィルムとあと防犯フィルムは生命保険や自動車保険の様な『お守り的なニュアンス』がありますのでフィルムの機能そのものは素晴らしいのですが、中々貼ってからその機能を身をもって知って頂く機会があるのか分りません、本当はない方がいいのかもしれませんね。

 

こんな自分ですが、災害以外でこんな体験した事があります。これも僕が前職の飲食店の店長をしていた時の話です。その日は、店長会議で昼の営業の途中で他店に外出して会議をしていた時、会議中に店のスタッフから電話が入り「店長大変です、店にすぐ戻って下さい、お客様の車がお店に突っ込んで来てしまいました」電話してきたスタッフも気が動転していて、電話ではどこにどんな風にかはっきり分かりませんでしたが、運転していた方と店に残っていたスタッフ、お店にいたお客様にとりあえずケガ人はいないとの事です。

 

急いで店に戻りました。店に帰って現場を見てびっくり、よくコンビニに年配の方が運転ミスで突っ込んだとニュースとかで聞いてましたが、まさにそれと同じ事が起こってました。店の入口の開き戸の辺りに車が突っ込んで入口も大変な事に、ガラスも粉々に飛び散りとても営業どころではない、車自体はすぐに抜けて運転手の方もケガは無さそうでした。時間帯も幸いお客様の一番少ない時間帯でしたので、中のお客様もスタッフもケガ人はなかったようです。ですが、破損した入口や飛び散った窓ガラスを見て、一つ間違えて、お客様の賑やかな時間帯で、もしその入り口付近に人がいたら大変な大惨事になっていたに違いないと思い本当にゾッとしました。その日の夜は店を早く閉め、入口でしたので店を2日ほどの休業し修理しました。

今で思えば、こういう惨事はいつ起こるか分からないのです、それこそ入口の大きなガラス扉のガラス破片が飛び散ったりしていたら、お客様やスッタフは大けがだったと思います。もし入口ガラスに飛散防止フィルムが貼ってあれば飛んだガラスで大ケガという2次災害の可能性は低いと思います。

この時の事も考えるとまさかの出来事はいつどこで起こるか分からない・・・起こってからでは遅い、やはり色んなことを想定してもしもの時に備える。起こってからやっとけば良かったでは後の祭りに過ぎないんです。

台風は毎年発生する時期は大体決まってるとは言え、発生してからでは間に合わない、地震に関してはいつどこで起きても不思議ではないしこればかりは全く予測もつきません、

『来月大きな地震がくるみたいだから飛散防止フィルム貼っとかないとね』なんて事でも出来たらいいのでしょうが、将来いくら化学や技術が進んでもそこまでは出来ないと思います。

他のフィルムとは違いお客様の今現在抱えている悩みの中で必要と感じ、求めているものかと言われると微妙かも知れません、今すぐに必要ではないものを提供したいというのは、私達はただの押し売りみたいに感じられてしまうかもしれませんが、

何かが起こった時に初めて分かる飛散防止フィルムの必要性…

大きな地震や台風、災害、思わぬ事故、

色んなことを誰も予言も予知も出来ません…

だからこそ何か起こる前に貼って欲しいです